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古びたテープしか残っていない神楽を、オリジナルな形で再興しようと考えてスタートしたものの、笛の音階自体が平均律とはまるで異なっているために、「まず、これは笛を作ることから始めないといけない」という結論に達しました。また、将来、多くの吹き手を集めて賑やかにやろうとするのなら、コストの安い塩ビ水道管で笛を自作するのが手っ取り早いと考えました。 ただ、実際に作るといっても、独自の音階の笛を作るわけですから、市販のドレミ調や唄物の笛が見本になるわけではありません。そこで、水道管で作った笛全体の長さを変えたり、指穴の位置や大きさを変えたり、いろいろ試行錯誤を繰り返しながら実験をしてみました。何と言っても、4mの水道管(約400円)で10本ぐらい笛が出来てしまいますから、何度でも実験ができます。 以下のページに、この実験の成果が書かれています。最初は、ちょっとデータを集めたら、すぐに予定した笛の製作に取り掛かるつもりだったのですが、性格が凝り性なので、理論的な考察もいろいろ加えてみました。そんなことをしているものだから、ちっとも先に進みません。 音程に関する実験で、「・、鳴管として有効な気柱の長さ」を「唄口の中央から指孔の管頭側エッジまでの距離」としていましたが、そうではなくて「唄口の管尻側エッジから指孔の管頭側エッジまでの距離」と考える方が正しいようです。現在、書き換え作業中のため、その2つが混在していますので注意してください。 現在、作業中です。 = ◆は完成したデータ、◆はまだ移行前の古いデータ ◆ 塩ビ水道管の音響学
◆ いろいろな横笛の分析、塩ビ水道管横笛の設計
◆ 塩ビ水道管横笛の作成
◆ 能管の基礎的研究と塩ビ管能管の作成 −> こちらのページへ |
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