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篠笛・竹笛・バンスリの基本練習 |
◆ はじめに 私自身、学生の頃からお祭りで神楽笛を吹いていた関係で、横笛は何でもある程度は吹けます。ですので、ドレミ音階の篠笛やバンスリ(インドの竹笛)でも、楽譜があってちょっと練習すれば、何となく吹くことはできます。でも、自分の演奏を録音して聞いてみると、理想と現実の間には大きな差があります。
以下の楽譜・音源・MIDIデータは、実際にはハノンの1〜20番そのものです。練習材料として使いたい方は、自由に使って頂いてかまいませんし、出典を明示すれば再配布も問題ありません。私自身、まだ全然こなせていませんが、皆さんの上達に少しでも寄与できれば嬉しいです。 ◆ 楽譜・MIDI音源 楽譜 −−− ハノン横笛用PDF (このPDFファイルが、楽譜そのものです) MIDI音源 −−− ハノンMIDI音源ZIPファイル (このファイルをダウンロードして解凍してください) 上記の2つでデータは全てです。 解凍するとHanon50_01-04.midのようなMIDIファイルが52個出てきて、聞くとHanon50_01-04.mp3のような感じで聞こえるはずです。しかし、これだけだと、ピッチC、テンポ50の固定となってしまいます。 そのため、MidRadioPlayer ( http://download.music-eclub.com/ )をインストールしてください。 このソフトは、本来はインターネットカラオケのソフトですが、YAMAHAが作っているちゃんとしたもので、音程の変更、速度の変更が簡単にできる、優れたMIDI Playerです。ガイドメロディ・採点・エコーレベルのボタンは、カラオケ用のものなので、MIDI Playerとしては機能しません。下の部分が表示されていなければ、メニュー「表示」の中の「スクリーン表示」をクリックしてください。宣伝が出ているのは、我慢しましょう。(^_^) なお、ファイルをドラッグアンドドロップできるのは、上の部分だけです。 ZIPファイルを解凍してできたMIDIファイルを、MidRadioPlayerで演奏させれば、ピッチもテンポも好きなように変更できます。 キーは、オリジナルがC管(八本調子)ですので、B管(七本調子)は−1、B♭管(六本調子)は−2、A管(五本調子)は−3という風に、キーを変更してください。 テンポは、オリジナルに30のものと50のものの2種類が入っています。 このソフトは、テンポボタンで+1速くすると、テンポは4%ずつ増えてゆきます。逆に、テンポボタンで−1遅くすると、テンポは2%ずつ減ってゆきます。ですから、オリジナルテンポ50の場合、+5でテンポ60、+10でテンポ70、+20でテンポ90、また、−5でテンポ45、−10でテンポ40、−20でテンポ30、といった風に変化します。ただ、テンポ80以上は、こんな音源に合わせるより、メトロノームを使った方が良い気がします。 MIDI音源ファイルの中身は、以下の通りです。ファイル名でだいたいわかると思いますが、Hanon30_ が付いているものが、テンポ30、Hanon50 _が付いているものがテンポ50です。30の方はいらない気もしましたが、初心者用、またピッチの確認用に遅いものも作りました。 全部のものと4番ずつまとめたものは繰り返し無し、1番ずつのものは4回繰り返しです。 Hanon30_01-20.mid Hanon30_01-04.mid Hanon30_05-08.mid Hanon30_09-12.mid Hanon30_13-16.mid Hanon30_17-20.mid Hanon30_01.mid Hanon30_02.mid Hanon30_03.mid Hanon30_04.mid Hanon30_05.mid Hanon30_06.mid Hanon30_07.mid Hanon30_08.mid Hanon30_09.mid Hanon30_10.mid Hanon30_11.mid Hanon30_12.mid Hanon30_13.mid Hanon30_14.mid Hanon30_15.mid Hanon30_16.mid Hanon30_17.mid Hanon30_18.mid Hanon30_19.mid Hanon30_20.mid Hanon50_01-20.mid Hanon50_01-04.mid Hanon50_05-08.mid Hanon50_09-12.mid Hanon50_13-16.mid Hanon50_17-20.mid Hanon50_01.mid Hanon50_02.mid Hanon50_03.mid Hanon50_04.mid Hanon50_05.mid Hanon50_06.mid Hanon50_07.mid Hanon50_08.mid Hanon50_09.mid Hanon50_10.mid Hanon50_11.mid Hanon50_12.mid Hanon50_13.mid Hanon50_14.mid Hanon50_15.mid Hanon50_16.mid Hanon50_17.mid Hanon50_18.mid Hanon50_19.mid Hanon50_20.mid ◆ 別のキー #♭の無いものに飽きたら、別の調にも手を出しましょう。以下の楽譜を準備しました。 Fキー(♭1個)の楽譜 (キーは+5 または−7) Gキー(#1個)の楽譜 (キーは−5 または+7) B♭キー(♭2個)の楽譜 (キーは−2 または+10) Dキー(#2個)の楽譜 (キーは+2 または−10) 例えば、六本調子(B♭管)で、Fキー(♭1個)の練習をする場合は、−2と+5で、キーのボタンは+3にするということです。まあ、#♭を考える人は、こんな音源が無くても、メトロノームさえあれば十分でしょうね。 B♭キーの練習は、楽譜を見るとわかりますが、最初と最後の小節はシの♭音があって、音が出せません。これはあきらめて、2小節目から入ってください。 #や♭が3つ以上は、人間ワザではできないと思います。 それよりは、オルタードスケールの♭9#9とか、メロディックマイナーの#4#5とかいうような、連続した半音の練習をすべきだと思います。 ◆ 考えるポイント ピッチの問題 とにかく笛によってチューニングがさまざまなので、その笛の特性をつかんで慣れてゆくしか無いと思います。通常は、3・4孔を基準にすると、1・2孔は、呂音甲音ともにやや上ずり気味、5・6・7孔は、呂音は上ずり気味、甲音は下がり気味になります。非常にゆっくりしたリズムで、チューニングメーターとにらめっこしながら、ピッチをそろえることを考えます。特に、甲音の1・2孔は、上行音列では良くても、下行音列では逆に下がりすぎてしまうこともあるので、注意が必要です。 リズムの問題 無理してスピードを上げると、バラバラになってかえっておかしくなってしまうので、自分の技術に見合った速度で吹いてゆきます。音量の大小のことも考えないといけませんが、ピッチをそろえようとすると、難しい問題も出てきます。 呂音甲音の問題 呂音と甲音を行き来する音列は確かに難しいので、ゆっくりしたリズムで崩れないように気を付けながら練習します。7と1を行き来する場合は、右手小指で1孔を押さえるのではなく、右手薬指で2孔を押さえた状態で行き来すると、スムーズになります。ただ、正しくは無いのかもしれませんね。 |
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